遮熱性の高い顔料の採用で、近赤外線領域の光線を効率よく反射します。
幅広い色相範囲で優れた遮熱性能を示します。
しかも、低汚染機能で遮熱性能を維持。
更に、高耐久性樹脂の採用により、耐久性を一段と高めました。
ヒートアイランド対策と二酸化炭素の排出抑制に、大きな役割を果たします。
ヒートアイランド現象とは、地表面の人工化やエネルギー消費に伴う排熱の増加で、地表面の熱収支が変化して生じる熱大気汚染であり、都心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象を指します。
環境省により実証された技術
下記製品は、環境省が進める「環境技術実証事業:ヒートアイランド対策技術分野(建築外皮による空調不可低減技術)」の「高日射反射率塗料(遮熱塗料)」で、その性能が実証されました。
※クールタイトシリーズの他の製品についても、同様の技術を採用しています。
クールタイトシリーズは、グリーン購入法で定められた特定調達品に該当します。
※2010年2月5日から特定調達品目に「高日射反射率防水」が新しく追加されました。
ヒートアイランドお呼び地球温暖化対策の推進に当たり、行政の取り組み
人工排熱の観点から、住宅関係では以下の取り組みが見られます。
- 経済産業省
- 省エネルギーの推進
- 温暖化対策
- 国土交通省
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地球環境に優しい社会の構築 → 住宅建築物の省エネ化
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- 環境省
- 中核的温暖化対策技術の普及に向け、高反射性・遮熱塗料は次のようなシナリオで推進が図られています。
- 実証事業等を通じて導入効果を定量的に把握し、性能水準や導入に適する条件等を整理した上で普及拡大を図る。
- モデル事業を通じてヒートアイランド対策としての効果を総合的に評価しつつ普及拡大を図る。
- 中核的温暖化対策技術の普及に向け、高反射性・遮熱塗料は次のようなシナリオで推進が図られています。
遮熱性
- 遮熱の技術的コンセプト図
①特殊顔料により近赤外線(熱線)領域の波長の光線を反射し、吸収する熱量を減少させます。
②汚れの付着による遮熱効果の低下を防ぎます。特に、クールタイト、クールタイトSi、クールタイトFの弱溶剤形クールタイトシリーズは、特殊セラミック成分の優れた低汚染効果により、長期に亘り高い遮熱性能を維持することができます。
- 太陽光線の中で、放射熱エネルギーの強い近赤外線領域を反射し、優れた遮熱性能を実現しました。
- サーモグラフィーの撮影で、その差がはっきりと理解できます。
汎用塗料と比較して優れた遮熱性能を発揮します。サーモグラフィーを使うと、温度の差を目ではっきりと確認することができます。
赤外線ランプを表面に照射し、加熱後の表面状態を観察すると、約20℃の差を生じていることが分かります(色目:スレートブラック)。 - 危険物倉庫を利用した屋外遮熱試験
測定日:2007年8月/場所:埼玉県加須市
<試験概要>
折半屋根の反面を「クールタイト/グレー色」、さらに半面を同系色の一般塗料でとそうし、塗装後の屋根表面及び倉庫内部(中央位置)の温度変化を測定する。また日中の温度分布状況をサーモグラフィーで撮影する。
<試験結果>
クールタイトを施工した場合と一般塗料を施工した場合を比較すると、屋根表面温度で平均11.6℃温度、倉庫 内部においても平均4.6℃の温度低減効果が確認されました。
- 某倉庫での施工例
測定日:2006年8月/場所:兵庫県
未改修ヤードと改修ヤード(クールタイト塗装面)の日中の金属屋根表面の温度変化を測定。結果、12:00〜14:00までの平均温度差として12.1℃の温度低減効果が確認されています。
色相別の遮熱性能比較
<試験方法>
アルミ板に各塗料を塗布したものを試験体とし、赤外線ランプ(IR110V250W)を50cmの距離から照射し、温度上昇が平衡に達した時の試験体裏面温度を測定(測定時室温20℃)
<試験結果>
※遮熱性能の差は、同じ色目で比較した場合のものです。一般に淡彩色は濃色に比べ、遮熱性能が高くなりますので、色目の選定に当たってはご注意下さい。
基材別の遮熱性能比較
<試験方法>
各種基材にクールタイト(色目:スレートプラック)及び汎用屋根用塗料(色目:ブラック)を塗布したものを試験体とし、赤外線ランプ(IR110V250W)を50cmの距離から照射し、温度上昇が平衡に達した時の試験体裏面温度を測定(測定時室温20℃)
遮熱性能の経時変化
<試験方法>
クールタイトの遮熱性能を評価するため、クールタイト(色目:スレートブラック)及び汎用屋根用塗料(色目:ブラック)を塗布した金属BOXを屋外に設置し、屋根裏の裏面温度及び金属BOX内部温度、外気温を経時で測定した。得られたデータからクールタイトと汎用屋根用塗料とを比較した。試験は9月初旬の10時〜16時。
<試験結果>
※室内温度に着いては、遮熱塗料の影響だけでなく、屋根裏の断熱材の種類、厚み、また、開口部の広さ、窓の構造により、大きく異なります。ご注意下さい。
遮熱性能の経時変化
高耐久性樹脂の採用により、強靭で優れた耐候性、耐久性を示します。
防かび・防藻性
特殊設計により、かびや藻などの微生物による汚染に対して優れた抵抗性を示します。
優れた低汚染機能
遮熱効果持続性の比較
<試験方法>
試験体を屋外暴露により経時汚染させた後、赤外線ランプ照射を行い、試験体裏面温度を計測する。
劣化を抑制
温度差を抑制することにより、金属の膨張、収縮が抑えられ、金属の劣化防止につながります。
各種旧塗膜との密着性
<各処理方法>
①20℃、65%RH、1週間養生
②50℃、7日間浸漬
③水中浸漬18時間、-20℃3時間、50℃3時間を1サイクルとして10サイクル
④-20℃水中凍結4時間、50℃4時間を1サイクルとして10サイクル
<試験方法>
JIS K 5600 5.6
付着性(クロスカット法)に準拠
(結果は100マスでの密着評価)
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