傷んでしまった銅像を、
特殊な塗装技術により鮮やかに復元
銅像とはいえ、自然の中では経年変化は避けられません。
建立した当時の状態を長い年月に渡り維持することは不可能です。
また排気ガス等の周辺環境によって劣化は更に進んでしまいます。
定期的なメンテナンスとして塗装を施すことが望まれます。
街のシンボル 傷んだり、汚れたりしていませんか
風雨や排気ガスなどによる経年劣化
市民の憩う公園、町の名所に立つ銅像は、雨や風にさらされ、排気ガスや鳥の糞、酸性雨の影響を受けて、完成時から比べると劣化が進んでしまいます。
保護膜が剥がれたまま放置し、劣化(酸化)が進むにつれ修理・修繕は難しくなります。
高価で貴重な銅像のメンテナンスは、ひどくならないうちに行うことが大切です。
銅像の定期メンテナンスをご検討ください。
お見積りのご依頼など、ご相談に応じます。
メンテナンス
MAINTENANCE
技術を生かし、伝承するためにも取り組む
特殊な塗料と製造技術の伝承
当社が使用する銅像用の塗料は一般的に市販されている塗料は使用いたしません。
ご依頼をいただく都度に社内にて調合・製造します。
この塗料の製造方法は遠い昔、銅像制作に携わっておられた方が廃業するに際して、当社の先代へ引き継がれたものでした。
全国各地に銅像をメンテナンスされる業者さんがおられますが、その方法はそれぞれです。
当社は古来から受け継がれてきた伝統的な方法を守りながら塗装をさせていただいています。
施工事例
Construction example
出雲大社 千家尊福公 銅像(平成26年9月施工)
出雲大社(島根県出雲市)の境内・勢溜(せいだまり)に建つ第80代宮司で出雲大社教初代管長の千家尊福公の銅像(高さ約2メートル)を化粧直しさせていただきました。
左腰にサーベルをつるし、右手に帽子、左手に手袋を持ち、ひげを生やして威厳あるお姿を再現。昭和38年の建立から半世紀が経過し、経年劣化が進んでいたところを当社の銅像特殊塗装技術によって、10月5日の高円宮家と千家家の結婚式祝いを兼ね、奉仕を申し出て作業をさせていただきました。
施工内容は、さびの緑青を落として水洗いし、炭を使った特殊塗料を塗り、綿布で磨きをかけ、暗緑色をよみがえらせました。
出雲大社正面の鳥居をくぐると、すぐ右手に建立されています。
千家尊福公は明治時代、埼玉、静岡、東京府県知事や司法大臣を務めた。「一月一日」という曲の作詞者でも知られています。
島根県庁 岸清一 銅像(平成23年4月施工)
島根県庁(島根県松江市)の敷地内に建つ岸清一像を化粧直しさせていただきました。
弁護士・国際弁護士として活躍。ロスアンジェルス五輪に自費で選手団を派遣するなどアマチュアスポーツの発展に尽力し、「近代スポーツの父」と慕われました。
かつては島根県の予算で再塗装工事が行われていましたが、公共工事の予算削減の煽りを受けてその塗装工事は13年間も中断していました。
そこで当社は予算がつかないのであればボランティアで保護しようと銅像の再塗装をさせていただきました。
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